健康づくりウォッチ
2017年7月1日
筋肉を動かしてメンタルヘルスを良好に!
近年、メンタル面を良好に保つためには「運動」が有効であることがわかってきました。とはいえ、運動不足の解消になかなか取り組めない方も多いと思います。そこで、「運動」を「筋肉を使う」 と置き換えてみてはいかがでしょうか?
「1日にたった10分間の運動でも効果あり!」
体力医学研究所では、メンタルが不調気味の成人男性を対象に、脚、背中、腕の筋肉を意識的に使うストレッチを10分間実施してもらう実験を行いました。その結果、たった10分間でも気分を向上させることがわかりました。
【出典】須藤ら,体力研究,2016
筋肉を活発に動かすと…
そこで当研究所では、ネズミを使って筋肉を活発に動かせる環境で過ごすと気分にどんな効果が生じるのか実験を行いました。その結果、筋肉を活発に動かせる環境で暮らしたネズミは、筋肉が鍛えられるだけでなく、やる気を高める物質(ノルアドレナリン)が増加することがわかりました。
【出典】Sudo et al., 体力研究, 2017
アドバイス
メンタルヘルスを良好に保つために、階段を使用する・時々立ち上がる等、日常生活の中で「筋肉を使う」ことを意識してみてはいかがでしょうか?
筋肉を動かしてメンタルヘルスを良好に!(PDF:408KB)
著者
須藤 みず紀 Sudo Mizuki
体力医学研究所 研究員
専門分野 運動生理学
主な研究テーマ
・脳と骨格筋の相互作用に着目した運動とメンタルヘルス関係
・骨格筋の収縮と認知機能の関係
健康のために行っていること
・通勤に車を使用せず(30分)、電車・バス・徒歩(1時間30分)を実施しています。
・体調管理日記をつけて、身体のバランスを自己コントロール中。
・座り過ぎ解消のためにスタンディング机を使用しています。
須藤 みず紀 Sudo Mizuki
体力医学研究所 研究員
専門分野 運動生理学
主な研究テーマ
・脳と骨格筋の相互作用に着目した運動とメンタルヘルス関係
・骨格筋の収縮と認知機能の関係
健康のために行っていること
・通勤に車を使用せず(30分)、電車・バス・徒歩(1時間30分)を実施しています。
・体調管理日記をつけて、身体のバランスを自己コントロール中。
・座り過ぎ解消のためにスタンディング机を使用しています。