健康づくり成果
プログラム成果
1. 身体活動量計でわかる、運動習慣のさまざまな変化
「歩くことは身体に良い」と頭ではわかっていても、ウォーキング習慣を身につけるのは難しいものですが、行動を変えやすい"しかけ"(行動変容技法)があると自然にできるものです。たとえば、「自分でできそうな目標を自分で設定する(ゴールセッティング)」「身体活動量計で歩数や運動量を測定・記録する(セルフモニタリング)」などが役立ちます。
ただし、日頃から活動不足の人と活動的な人とでは、ウォーキングの変化のしかたが同じではないことがわかりました。一歩一歩の着地衝撃の強さがわかるライフコーダを使って、活動レベル4段階の実施時間の変化を3週間にわたってみてみました。
日頃から「活動不足」なグループは、じっとしている時間が減って、低・中・高強度のいずれの活動時間も増加しました。「標準的」なグループは、じっとしている時間が減って、その分、速歩の時間が増えました。もともと「活動的」なグループでは、安静時間が減って、その分は普通歩行、速歩の時間に分散したようです。