健康づくりウォッチ
2018年1月10日
ぐっすり眠るためにベストな運動のタイミングは?
“なかなか寝付けない” “夜中に何度も目が覚める” こうした経験はありませんか?定期的な運動で睡眠をあなたの味方につけるための、一つの秘訣をお教えします。
「まとまった睡眠」には朝と夜の高強度運動がいい!?
睡眠の質を高く保つためには、「いつ・どれくらいの強度」で体を動かせば効果的なのでしょうか?私たちは、デスクワーカー99名(平均年齢47歳)に活動量計(活動の強度や量を正確に測る機器)を装着してもらい、1日の「どの時間帯」に「どれくらいの強度」で活動しているかを測定しました。そして、その結果と質問紙で評価した自覚的な睡眠の質との関連性を調査しました。
その結果、勤務日の朝(12時まで)や夜(18時以降)に高強度(かなり呼吸が乱れる強度)の活動量が多い人ほど、寝付きが良く、中途覚醒の少ない「まとまった睡眠」をとっていることがわかりました。また、午後(12~18時)に低強度(息が弾まない程度)の活動量が多い人は日中の眠気が抑えられているとも明らかになりました。
【出典】北濃ら, 第72回日本体力医学会大会(2017)
ぐっすり眠るためにベストな運動のタイミングは?(PDF:377KB)