健康づくりウォッチ
2018年9月25日
質の高いウォーキングで健康度アップ
手軽にできるウォーキング、みなさんどのように実施していますか?
“質” と “量” を意識
健康を維持・増進するためには、活動量(量)を確保することが大切です。活動量(量)は、「強度×時間(質)」で決まります。“ウォーキングは速く歩くほどいい(強度が高いほどいい)”と思っていませんか?強度が低くても、時間や回数を増やす(質を見直す)ことで、高強度・短時間と同じ活動量を得ることができます。
強度
自分に合った強度は、下記の式にあてはめて知ることができます。まずは目安を参考に実施し、2~3ヶ月後に強度を見直しましょう。
(220-年齢-安静時心拍数)× K + 安静時心拍数 = 目標心拍数
K の目安
体力に自信のない人・高齢者・・・・・・・・0.4
痩せたい人・健康維持を目的としている人・・ 0.5
体力をつけたい人・・・・・・・・・・・・・ 0.6~0.85
「カルボーネン法」より
時間
時間は、1回に10分以上が目安ですが、あまり気にすることはありません。最終的には、強度×時間(質)で決まる活動量(量)を意識しましょう。
歩き方も重要なポイント
ウォーキングは全身運動です。正しい歩き方をすることで全身の筋肉を使い、エネルギー消費量がアップします。逆に、間違った歩き方をすると左右の筋肉バランスが悪くなり、ゆがみの原因にもなります。下図を参考にして、歩き方を確認してみましょう。
明治安田厚生事業団には、一人ひとりに合った「最適ウォーキング」を測定するプログラムがあります。ウォーキングを見直したい方、これからはじめようとしている方などにおすすめします。
質の高いウォーキングで健康度アップ(PDF:695KB)
著者
北川 瑛梨子 Kitagawa Eriko
公益財団法人 明治安田厚生事業団 ウェルネス開発室 健康運動指導士
健康のために行っていること 通勤や社内の移動で速歩やジョギングを意識する
北川 瑛梨子 Kitagawa Eriko
公益財団法人 明治安田厚生事業団 ウェルネス開発室 健康運動指導士
健康のために行っていること 通勤や社内の移動で速歩やジョギングを意識する