お知らせ
2020年7月8日
新しい生活様式における身体活動・運動の実践とその効果 ②運動実践とその効果
座りすぎと幸福感
長時間座っている人は幸福を感じにくくなる?
座りすぎは、“体の健康”だけでなく、“心の健康”も蝕む
メンタルヘルスというと、抑うつやストレスなどネガティブな側面がクローズアップされがちですが、じつはポジティブな側面もあります。その中心が主観的幸福感です。運動している人は主観的幸福感が高いという研究がありますが、座りすぎと主観的幸福感の関連はわかっていませんでした。
私たちは、MYLSスタディ®※参加者のうち活動量計を装着した1,582名の勤労者のデータを分析しました。その結果、平日・休日にかかわらず、1日の座位時間が長いと主観的幸福感が低いことがわかりました(図)。
※明治安田ライフスタイル研究。MYLSスタディは、公益財団法人 明治安田厚生事業団の登録商標です。
職場や家庭で、座りすぎを解消しよう!
座りすぎ対策の王道は、座位時間を減らすことです。職場では立って会議をする、昇降式デスクを使うなどが考えられます。家庭では、テレビをだらだら見ずに時間を決めましょう。どうしても長時間座らなければならないときには、少なくとも30分~1時間に1回は立ち上がり、数分間歩きましょう。