プレスリリース
2018年2月7日
立つことだってスポーツだ!
研究者が提案「ワークスタイルのスポーツ化による健康経営」刊行
【経営者や健康づくり担当者向け】メンタルヘルスや座りすぎ等の調査研究の成果と、健康経営のサポートを通して得たノウハウが詰まった一冊
公益財団法人 明治安田厚生事業団(所在地:東京都新宿区、理事長:中熊 一仁)は、健康経営のためのエッセンスが詰まったハンドブック「ワークスタイルのスポーツ化による健康経営」を刊行いたしました。
明治安田厚生事業団は、1962年の設立以来、半世紀以上にわたり健康増進に関する研究や健康づくりプログラムの開発・普及を行ってきました。近年は、勤労者のストレス問題の解決や職場全体の健康度の向上を目指して、働き方改革のなかで注目されている「健康経営」のサポートにも取り組んでいます。
内容紹介
本書では、明治安田厚生事業団が取り組んできたメンタルヘルスや座りすぎ等の調査研究の成果と、健康経営のサポートを通して得たノウハウ、国内外の研究、そして社員の健康づくりに取り組む4社の事例をもとに、「ワークスタイルのスポーツ化による健康経営」を提案しています。“スポーツ”という言葉から、激しいトレーニングを連想されるかもしれませんが、私たちが提案したいのは「少しでも体を動かしてみましょう」ということです。各社の健康づくり担当者の声や、経営者のための5つの心得、公的認定一覧も掲載しています。
「最近、“健康経営”と聞くけれど、どう取り組んだら良いかわからない」
そんな健康経営の進め方にお悩みの“企業の経営者”や“健康づくり担当者”におすすめする一冊です。
目次
ワークスタイルのスポーツ化が「健康経営」につながる
ワークスタイルのCRISIS(危機的状況)
世界一、座りすぎの国
運動不足はパンデミック(世界的蔓延)
座りすぎと運動不足は違う
ワークスタイルのスポーツ化によって得られる3つのベネフィット
「体の健康」のベネフィットを高めるヒント
「心の健康」のベネフィットを高めるヒント
「職場の健康」のベネフィットを高めるヒント
コラム
体を動かせば脳が変わる
運動で睡眠を味方につける
先進事例
File 1:株式会社フジクラ
File 2:三井化学株式会社
File 3:明治安田生命保険相互会社
File 4:株式会社清和ビジネス
ワークスタイルのスポーツ化のアイディア
経営者のための5つの心得
公的な認定を受けて企業価値を高める
健康経営銘柄
健康経営優良法人
スポーツエールカンパニー
健康優良企業
安全衛生優良企業
①ワークスタイルのスポーツ化が「健康経営」につながる
(ページから抜粋)
私たちは、忙しいビジネスパーソンの健康づくりのカギは、仕事の中に「スポーツ」を持ち込むことだと考えています。スポーツの語源はラテン語の「deportare(気晴らし、楽しむ)」です。このルーツに立ち返れば、スポーツとは激しい運動が必須ではなく、「少しでも体を動かし楽しむこと」です。つまり、気分転換にデスクワーク中に立ち上がることや、仕事の合間のストレッチ、社内を積極的に歩くことすら「スポーツ」なのです。このように、仕事中やその前後に少しでも体を動かすことを、「ワークスタイルのスポーツ化」と呼んでいます。これは、個人の努力だけではなく、会社の組織的な関与で実現します。
②「体の健康」のベネフィットを高めるヒント
ワークスタイルのスポーツ化によって得られる3つのベネフィットと国内外の研究に基づいたヒントを紹介
ヒント1 30分に1回立ち上げればメタボが予防できる
ヒント2 週150分以上、体を動かせば長生きできる
ヒント3 体を動かすときのポイントは活動の強度を意識すること
③ワークスタイルのスポーツ化のアイディア、経営者のための5つの心得
ワークスタイルのスポーツ化への具体的なアドバイスと経営者のための5つの心得を掲載
詳細、お申込み、お問い合わせについてはこちらまで
※「健康経営」は特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。
同時刊行
健康増進のためのお役立ち情報誌「健康づくりウォッチ」
【広く一般の皆さま向け】
健康づくりの専門家が信頼できる健康情報を厳選。運動を中心に健康づくりのためのヒントが見つかる一冊。研究者による最新の研究成果、運動指導士による目的に合った効果的な体操、医師によるおすすめセルフチェック等、専門家の確かな目で「ウォッチ」した健康情報を掲載。
定価:150円
規格:A4変型サイズ、48ページ