研究所レポート
2020年6月24日
「International Journal of Environmental Research and Public Health」に掲載
城所研究員らの「ケニアと日本の子どもにおける身体活動・座位活動の行動パターンに関する国際比較研究」の論文が採択されました。
掲載誌
International Journal of Environmental Research and Public Health
掲載号
2020;17(12):4254
論文タイトル
Physical activity and sedentary behaviour patterns among Kenyan and Japanese children: A comprehensive cross-country comparison.
著者
Kidokoro T, Fuku N, Yanagiya T, Takeshita T, Takaragawa M, Annear M, Xiaojie T, Waiganjo LB, Bogonko LF, Isika JK, Kigaru MD, Mwangi FM
掲載ホームページ
https://www.mdpi.com/1660-4601/17/12/4254
本研究は、日本とケニアの子どもの身体活動・座位活動パターンを比較することを目的としました。ケニアは世界屈指のトップアスリートを輩出する国(特に陸上競技・長距離種目)として有名であり、子どもの体力も極めて高いことが報告されていたため、本研究の比較対象として選びました。
ナイロビ(ケニア)、長野(日本)に在住する小学生(9-12歳)298名を対象に、活動量計および質問紙を用いて、身体活動パターンを評価しました。結果、日本と比べ、ケニアの子どもは身体活動量が多く、特に「平日の夕方」および「休日の午後」の時間帯における身体活動量に大きな差が認められました。一方、ケニアと比べ、日本の子どもは登下校時に活動的な手段(徒歩など)を利用する割合が高く、スクリーンタイム※が短いことが明らかになりました。
本研究より、両国それぞれに「強み」および「課題」があることが明らかになりました。お互いの良い点を学び、今後の身体活動促進の取り組みに生かしていくことが期待されます。
掲載誌情報
掲載誌
International Journal of Environmental Research and Public Health
掲載号
2020;17(12):4254
論文タイトル
Physical activity and sedentary behaviour patterns among Kenyan and Japanese children: A comprehensive cross-country comparison.
著者
Kidokoro T, Fuku N, Yanagiya T, Takeshita T, Takaragawa M, Annear M, Xiaojie T, Waiganjo LB, Bogonko LF, Isika JK, Kigaru MD, Mwangi FM
掲載ホームページ
https://www.mdpi.com/1660-4601/17/12/4254
概要
本研究は、日本とケニアの子どもの身体活動・座位活動パターンを比較することを目的としました。ケニアは世界屈指のトップアスリートを輩出する国(特に陸上競技・長距離種目)として有名であり、子どもの体力も極めて高いことが報告されていたため、本研究の比較対象として選びました。
ナイロビ(ケニア)、長野(日本)に在住する小学生(9-12歳)298名を対象に、活動量計および質問紙を用いて、身体活動パターンを評価しました。結果、日本と比べ、ケニアの子どもは身体活動量が多く、特に「平日の夕方」および「休日の午後」の時間帯における身体活動量に大きな差が認められました。一方、ケニアと比べ、日本の子どもは登下校時に活動的な手段(徒歩など)を利用する割合が高く、スクリーンタイム※が短いことが明らかになりました。
本研究より、両国それぞれに「強み」および「課題」があることが明らかになりました。お互いの良い点を学び、今後の身体活動促進の取り組みに生かしていくことが期待されます。
※テレビ視聴時間、ゲーム利用時間など、電子媒体を使用する時間