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研究所レポート

第26回日本運動疫学会学術総会で発表

日本運動疫学会は、運動や身体活動に関する疫学や健康づくりを専門にする研究者が一堂に会する学会です。当研究所の北濃研究員が、活動量計を用いた調査に関する研究成果を発表しました。

大会情報


学会名
第26回日本運動疫学会学術総会

日程
2024年6月29日~7月1日

開催地
長野県(佐久大学)

ポスター発表


演題名
活動量計を用いたpopulation-based surveyへの参加者と参加要因に関する記述疫学

演者
北濃成樹, 川上諒子, 藤井悠也, 山口大輔, 村松祐子, 甲斐裕子, 松下由季, 水野陽介, 宮本幸子, 吉田智彦, 荒尾 孝

概要
身体不活動に対する効果的な戦略を立てるには、一般的な日本人の特性を反映した調査に基づくエビデンスが必要です。しかし、これまでの研究では身体活動や座位行動をアンケート調査により評価しているケースが多く、計測機器を用いて測定された客観データはまだまだ少ないのが現状です。また調査に活動量計を使用すれば「どのくらい座っているか」「どのくらい身体を動かしているか」といった情報を高精度に収集できる一方、調査に協力してくれる人の数は少なく、回収率が非常に低いことが指摘されています。

そこで私たちの実施した調査では対象者に直接、対面で活動量計による調査への参加を依頼し、更に調査に協力してくれた対象者には謝礼を提供しました。調査に参加し活動量計を装着した対象者は30%を超え、代表的な先行研究に比べ10%ポイント上回る結果となりました。国民の健康づくりのベースとなる質の高い調査を実施するために、今後も費用対効果の高い効果的な調査手法を検討していきます。

学会参加者と意見交換する北濃研究員
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