学会レポート
2017年11月16日
第15回日本運動処方学会大会レポート
10月に兵庫県で開催された日本運動処方学会大会で発表し、最優秀演題に授与される学会賞「小野三嗣賞」を受賞しました。
開催日:2017年10月14日, 15日
会 場:兵庫大学
レポート:小野寺 由美子(ウェルネス開発室副室長)
近年、従業員の健康管理が企業の業績アップにつながるという健康経営®に注目が集まっています。デスクワークなどによる座りすぎが原因で起こる健康障害が問題となっていますが、健康経営では特に、メンタルヘルスなどの健康状態に加えて仕事のパフォーマンスや仕事への意欲など労働生産性に関連する指標を評価することが必要となります。
そこで今回の発表はオフィスワーカーを対象に、座っている時間を活動する時間に置き換えると、メンタルヘルスや労働生産性に関連する指標に影響があるかどうかを、ISモデルという疫学的手法を使って検討しました。これは、ある行動を別の行動に置き換えた場合、どのくらいの効果が期待できるか推定するモデルです。
その結果、1日30分の座っている時間を、歩行のような中高強度の身体活動30分に置き換えるとメンタルヘルスや労働生産性に関連する仕事への意欲やチームの力が良好になることが推定されました。
今後は、健康経営として職場で実践できるプログラムを実践し、ISモデルの結果を検証していく必要があると考えています。
開催日:2017年10月14日, 15日
会 場:兵庫大学
テーマ:座位行動・身体活動時間の置き換えが勤労者のメンタルヘルス、労働生産性、集団的効力感に及ぼす影響
レポート:小野寺 由美子(ウェルネス開発室副室長)
近年、従業員の健康管理が企業の業績アップにつながるという健康経営®に注目が集まっています。デスクワークなどによる座りすぎが原因で起こる健康障害が問題となっていますが、健康経営では特に、メンタルヘルスなどの健康状態に加えて仕事のパフォーマンスや仕事への意欲など労働生産性に関連する指標を評価することが必要となります。
そこで今回の発表はオフィスワーカーを対象に、座っている時間を活動する時間に置き換えると、メンタルヘルスや労働生産性に関連する指標に影響があるかどうかを、ISモデルという疫学的手法を使って検討しました。これは、ある行動を別の行動に置き換えた場合、どのくらいの効果が期待できるか推定するモデルです。
その結果、1日30分の座っている時間を、歩行のような中高強度の身体活動30分に置き換えるとメンタルヘルスや労働生産性に関連する仕事への意欲やチームの力が良好になることが推定されました。
今後は、健康経営として職場で実践できるプログラムを実践し、ISモデルの結果を検証していく必要があると考えています。